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睡眠の姿勢って気にしたことはありますか?実は眠る際の正しい姿勢があるんです。寝起きのスッキリ感も、睡眠の姿勢と深い関わりがあって、背骨や骨盤のゆがみなども深く関係してきますので、正しい姿勢を知っているかいないかで人生が大きく変わってきますよ。では、まずはその姿勢から順番に見ていきたいと思いますのでよろしくお願いします^^

睡眠の「姿勢」の種類をちゃ~んと知っておくべき

横向き

・メリット

これまでに睡眠の姿勢については色々と調べてきましたが、東洋医学では横向けにS字で眠るのが一番良い寝方だとされているらしいです。右半身を下にすると消化器の働きを助けます。こうして眠る時というのは、内蔵を休息させるだけではなく、実は腰痛対策としても良いです。また、実はこれは「いびきをかきにくい姿勢」ともなるんです。

・デメリット

左右非対称なためバランスが良くなく、寝違える可能性があります。また、骨盤がゆがみむくんだりリンパの流れが悪くなるということが起こるようです。左半身を下にしてしまうと、胃腸障害や急性肝病、胆石の人には良くないと言われる事もあるため、注意が必要です。

正しい睡眠の姿勢として、膝と膝の間にクッションを挟むと良いようです。腰痛持ちの方が選びやすい眠り方ですが、足の角度が自由に変えられる姿勢であることができるので、負担のない姿勢で眠りましょう。

仰向け

・メリット

この寝方だと、全身の血液がよくまわります。深部体温が下がるので寝つきもよくなります。ただ、両手を上げてしまうと肺を動きにくくしてしまうので、バンザイはしない方がよいですよ。息を吐ききることができなくなるんですね。したがって手は降ろしておいた方がよいんです。これは、分かりやすく言ってしまうと、気を付けの姿勢をしたままで、倒れている姿勢ということですね。

・デメリット

舌根が下がる(舌の奥にある筋肉が緩んで舌が下がる)ため、いびきや睡眠時無呼吸症候群になる可能性があります。こういった症状が出てきたら、寝方を変えた方がよいかもしれません。

正しい睡眠の姿勢は仰向けになったときに、頭・背中・お尻がつく姿勢が歪みを作りにくいとされています。(枕をすると少し頭が上がりますので実際には頭がつくことはあまりないでしょう)体がそり過ぎて痛い場合は膝を曲げると良いようです。また、この時には膝を曲げた状態にしながら、膝の下へとクッションとなる様なものを入れておくと、非常に楽になります。また猫背で痛い場合は硬めの寝具がよいようです。

うつ伏せ

・メリット


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珍しいかなと思いきや、本能的な姿勢だといわれています。安心感を得られるなどありますが、一番のメリットになるのは、いびきや睡眠時の無呼吸症候群を防ぐ!ということになると思います。深い呼吸ができるので安眠につながり、リラックス効果は高いようです。ただデメリットも多い姿勢なので毎日長時間うつ伏せで寝るのは考えるところです。

・デメリット

酔った状態で眠ると吐瀉物が詰まる危険があるのでこれは要注意です。また骨格のゆがみを招く可能性があります。

正しい睡眠の姿勢としては片膝を横に出すと腰の反らせ過ぎを軽減できるようです。なんと実は無意識の内にその様な事をしている方が多いようです。

寝返りの必要性

睡眠はどの向きで寝るかで疲れの取れ具合や姿勢のゆがみに影響すると言いましたが、寝返りを打てるかどうかがすごく大切だったりします。睡眠中にはなんと20~30も寝返りを打たないといけないとも言われているくらいです。ではそもそもなぜ寝返りを打つのでしょう?それは次のよう利点があるからなのだそうです。

  1. 血流の滞りを防ぐため
  2. 重力を分散し、体にかかる圧を分散することにより歪んだ骨格をもとに戻している
  3. 熱や蒸気の発散
  4. レム睡眠とノンレム睡眠の切り替え

逆に寝返りが打てないとどうなるのでしょうか?・・・姿勢が歪んだ状態のままになり自律神経を圧迫し、自律神経失調症になる可能性があるようです。体は無意識のうちにそれを防ぐように寝返りを打っていたんですね。

寝具選びの大切さとは?

寝具というのは慎重に選ぶ事が大切で、硬すぎてしまうと、床ずれだったり、疲れのもとになりますし、柔らかすぎてもまた疲れや肩こり腰痛のもとになってしまい、自らの体に負担がかかるので、丁度よい硬さの寝具を選ばないといけません。枕選びも非常に大切です。仰向けになったときに顔の角度が約5度になるものが良いようです。また、枕の高さですが(これが本当に大切です)、これはあまりにも高すぎるといびきの原因になってしまい、その逆にあまりに低すぎると、寝違えや肩こりの原因ともなってしまうのです。正しい姿勢をキープするためにも枕は高さ・硬さ・素材・形状(寝返りしても落ちない幅)がポイントのようです。

まとめ

1.それぞれの姿勢のメリット・デメリットを知る

2.寝返りを打つ

3.寝具を見直す

正しく眠る姿勢をキープするには、姿勢を選んで眠りにつくことと、姿勢をキープできるように寝具を前もって揃えておくことが大切なんですね。どの姿勢もメリット・デメリットはあり、眠っている最中に意識的に体勢を変えることは難しいので、今の眠る時の姿勢を、体に負担をかけないような姿勢に改善するなど、工夫をしてみることが大切です。


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