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猫はとっても綺麗好きな動物です!というのも、私が生後まもない子猫を保護して育てていた時に、びっくりする様な発見をしたんです。生後2~3週目位から、なんと自分でグルーミングをはじめました。しかも、お手本もいない一人っ子なので、非常に関心してしまいました。

そんな風に、猫は自分で毛づくろいするので、ブラッシングは必要なのかどうか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。もちろん、嫌がる子に無理やりする必要はありません。ただ、スキンシップがはかれて、抜け毛の対策にもなり、健康にも良い効果があると言われていますので、日常のお世話に取り入れてあげてほしいと思います。

特に長毛種の場合だと、毛玉を飲み込んでしまった時に、上手に吐き出せる様にしなければ、「毛球症」と呼ばれる病気となってしまうケースもあるんです。なので、積極的にブラッシングする様にしてあげましょう。

という事で、実際のブラッシングの方法効果について具体的にご紹介していきたいと思います。

猫のブラッシングをする時に大切な事

何事もいちばん最初が重要です。はじめてのブラッシングで、痛かったり、嫌な思いをするとその後ずっとブラッシング嫌いになってしまいかねません。例え、こちらがブラッシングに効果があると知っていても、猫はそれを分かってはくれません。。。

猫の性格も色々で、抱っこされるのが大嫌いな子、甘えん坊な子それぞれに合ったタイミングで少しづつ様子を見ながら、ブラッシングしてあげましょう。

私は、猫が一番ご機嫌なタイミング、撫でてあげてゴロゴロしている時にブラシに慣れさせるようにします。ブラッシング=気持ちいい!と思ってもらえたら成功です!!

ブラシを見るとすりすりしてくる子もいますし、どうやってもやっぱり嫌いな子もいます。嫌いな子には無理強いはしません、きっと自分でグルーミングするのがき好きなタイプなんだと思います。

猫をブラッシングする効果

ブラッシングで得られる効果は色々ありますが、大きな効果は抜け毛が減る事。季節の変わり目は特に抜け毛が多いいので、長毛種であれば「毛球症」対策になります。また、短毛種でも飲み込む毛玉を減らしてあげられるので、吐く回数は減ります。毛玉を吐くのを見ていると、なんとも苦しそうですから、飲み込む量を減らしてあげられるのはとにかく嬉しいです。

次に、血行が良くなるので、毛の艶も良くなりますし健康促進効果があります。身体中をブラッシングしていると、普段は目に付かない場所にも目が届く様になりますので、病気の早期発見にもつながります。

そして、猫との大切なスキンシップの時間となり、猫にとっても飼い主さんにとっても、非常にゆったりとした癒しの時間になれば、最も効果的で素敵だと思います。

猫の正しいブラッシングの仕方

ブラッシングは猫がゆったりとしている時に行うのが最良です。毛が抜けますので、後処理のしやすい場所で、できれば日の当たる猫の大好きなぽかぽか気持ちの良い環境がいいですね。


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ブラッシング方法は、毛の流れにそって優しく行います。これが最も効果的です。嫌がらない場所から徐々にはじめて、お腹も忘れずに。猫は基本的に拘束されるのを嫌う傾向がありますので、あまり長時間しつこくやらずに、手早く丁寧にとかしてあげましょう。

特にブラッシング嫌いの子には、無理せずご機嫌な時を見計らってさっと撫でてあげるだけでも、効果はあります。手袋のような形状で毛を取れるものもありますので、そんなアイテムを使うと嫌がらずにブラッシングさせてくれるかもしれませんね。

おすすめのブラシとその選び方

短毛猫の場合は?

獣毛用のブラシ(ソフトのタイプのもの)を使って、そ~っとそ~っと優しく毛を整えてあげます。その後に、やわらかいラバー製のブラシを使って、まだ抜け落ちていない残りの毛をしっかりと取り除きます。ラバー製のブラシは毛をまき散らせることなくブラッシングが行えて非常に便利ですし、猫にとってはマッサージ効果もあり、毛もしっかりと取れます。毛の流れを綺麗にするためには、コームを使って最終的に整えていきます。

短毛種は週に1~3回程度で十分だと思います。あまりやり過ぎると薄毛になったり皮膚を傷つけたりする事もあったりするので、絶対に注意が必要です。

長毛種猫の場合は?

猫専用のピンブラシや、スリッカーブラシ等がありますので、これを使って毛の「もつれ」をほぐしてあげます。いきなり強くとかすと痛がったりしてすごく嫌がりますので、毛先から少量ずつ徐々にほぐしてあげましょう。そして、絡まりがすべてなくなってから、獣毛用のブラシ(ハードのタイプ)丁寧にブラッシングをしてあげると良いです。

最後にコームを使ってとかして、毛の流れをしっかりと整え、最後に抜け毛をしっかりと取ってあげる様にします。長毛種の場合は、特に日々のブラッシングが特に重要になってきます。

実際にブラッシングする時に注意すべきこと

「ブラッシングが気持ちの良いものだ」と思ってもらえる事ができたら、毎日のお手入れも楽に行えます。短毛種なら、無理やりは行わなくても大丈夫なのですが、長毛種の場合は病気の原因にもなりかねませんので、毎日ブラッシングする事はかかせません。お互いに楽しい時間になるように、最初にしっかり準備をして、嫌な思いをさせない様な配慮が絶対に必要になります。

正しい方法のブラッシングで、健やかに、そして綺麗な毛並みで過ごしてもらえるようにしてあげたいですね。

どうしても、ブラッシングが嫌いになってしまった!という猫ちゃんには最終手段!手を濡らして撫でてあげましょう。私の経験ではこれは結構効果があります。手で撫でながら、またすこーしづつ慣らしてあげるしかありません。きっとそのうちブラッシング好きになってくれるはずです。

まとめ

猫はデリケートな生き物だということを忘れずに。女性と似ていますね、嫌なものは嫌!とならないように、奉仕する気持ちが大切なのかもしれません。

とはいえ、抱っこを嫌がる猫は多いですが、撫でられるのを嫌がる猫はあまりいません。気持ちの良いと感じるブラッシングはきっと大好きなはずですので、もしも嫌がる時にはきっと何か(痛い、今は気分じゃない。など)原因があるはずです。

気持ちの良いブラッシング法を習得し、猫とのまったりライフを満喫できますように。


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