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猫のシャンプーは、人がする時とは全然違う!という事を知っておくべきです。

特に、真夏など、人間はシャワーを浴びて、シャンプーをすると、とってもすっきりしますよね。だから、猫たちも同じ、と思うのは、適切とはいえません。猫は基本的には、自分の体の手入れは自分でできる性質を持っています。

しかしながら、人間と一緒に暮らしている猫の場合、そうはいっても、お互いに気持ちよく生活したいものですから、必要に応じて、シャワー、シャンプーをしてあげたいものです。

猫は人間とは違う、といいましたように、猫には猫なりのシャンプーをちゃんとしてあげる事が大切です。特に、今回は、猫のシャンプーをする時に気を付けるべき事をお伝えします。「お湯の温度」に関するを中心に、どのようにシャンプーをしてあげる様にしたら良いのかについて、具体的にお伝えできればな~と思います。

私の猫のシャンプーの仕方

20年以上前から、猫と一緒に暮らしています。ただ、最初に暮らし始めたときには、右も左もわからない状態でした。なので、「猫にはシャンプーの必要性があるのか?」という事について、獣医師に尋ねてみました。

そうしたところ、猫は基本的にはきれい好きだから、どうしてもしないといけないものではないが、するならば、2週間に1回程度で、それ以上の頻度でしてはいけない、と言われました。それ以降、最初の子はひと月に1回程度、シャンプーをしていました。

最初の子は、ペットショップで気に入って購入した子だったのですが、それ以降の子は、いずれも拾ってきたり、訳ありで譲り受けた子です。

最初にもらってきたときなどに、シャンプーをしてやりましたが、それ以降は、汚れたとき、男の子で臭いがきつくなってきたときなどに限定してシャンプーをしています。

人間と同じ感覚でシャンプーをしすぎると、皮膚の抵抗力を弱めてしまい、かえってよくないです。もちろん、その子が長毛の子なのか、とか、男の子か女の子か、などといった個体の状態によっても異なりますが。

ただ、拾ってきた子は、獣医さんの診察を受けて、連れて帰って、しばらくの間、他の子とは隔離していますが、連れて帰ってきたときには、特に、ノミなどの心配があったので、しっかりとシャンプーをしてあげる様にしました。

猫のシャンプーに最適なお湯の温度はどの位?

拾ってきた子をまず最初にシャンプーしてあげる場合には、どうしてもノミなどの心配がありましたので、しっかりと洗えるお風呂場を使う様にしました。その時は、自分は洋服をきたままで、念入りに行いました。

また、一度、きれいにしてあげた後で、2回目以降の猫のシャンプーをしてあげる場合には、お風呂場で自分が入浴をするときに、一緒に連れて入り、洗っていました。個人的にはこれがちょっと楽しかったです^^

「猫舌」という言葉もありますが、猫は基本的には熱いお湯はかなり苦手です。人間にとって心地よいと感じる温度、40度程度ですが、それでは猫は熱いと感じるようです。私の場合、一緒にお風呂に入っていて、冬場などは、肌寒さを感じるなかで、シャンプーをしますから、どうしても、高めの温度にしてしまいがちになります。そうすると、猫はのぼせたように、ふらふらになってしまうことがあります。自分では、ぬるいと感じる温度でないといけないということです。


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温度計を用いて、お湯の温度を調整する人は、まずいないでしょうけれど、サーモスタットのある水栓を使い、それで温度調整をされるときには、だいたい35度前後にします。これは、人間が手を入れたり、肌にかかったりすると、かなりぬるい、場合によっては、冷たいと感じる人もいるくらいの温度になります。ただ、先に記載したように、高い温度で、長くシャワーを浴びていると、猫はのぼせてしまいますし、体力を失ってしまいます。特に夏場はその傾向が強いので、注意が必要です。

冬場は、それでは風邪をひく、などと考える必要はないです。ただ、夏場よりは少し高めに設定してもよいでしょうが、それでも37度を超えるような温度には絶対にならないように調整をします。

シャンプーの時に気をつけたい事

猫は基本的に水にぬれることを嫌う傾向にある子が多いです。うちの場合でも、水遊びが大好きで、水にあまり抵抗がない子もいれば、トラウマがあるようで、水の流れる音、水栓のある場所に近づいただけで、おびえる子など、さまざまです。

ですが、概して、猫は水が苦手、と考えて、水に対する恐怖心をできるだけ和らげてやるように配慮します。いきなり、シャワーの水栓をひねり、勢いよくシャワーをかける、などというのは、もってのほかです。

シャンプーは人間用を用いてはいけないです。猫専用のシャンプーを使います。長毛の子の場合、トリートメントなどもしておくと、毛のもつれが少ないです。

加えて、シャワーをしたあとは、その成分が皮膚に残ることはよくありませんので、しっかりと洗い流します。ただ、その「しっかり」のときに、やりすぎると、猫がのぼせることもありますので、気を付けます。シャンプー成分が、特に耳の中に入らないように気を付けてやることも大切です。

シャンプーをしてあげる事で一体どんなメリットがあるのか?

拾ってきた子などを飼い始める場合には、まず最初に丁寧にシャンプーをしてあげることで、外の汚れをとったり、ノミやダニなどを退治することにつながったりしますので、必ず行ってほしいです。

その後、一緒に暮らし始めてからは、(特に長毛の子の場合には)優しく丁寧にブラッシングをしてあげた後に、シャンプーや、後はトリートメントなどもしっかりとしてあげると、毛のもつれを予防できます。

男の子の場合、臭いの強い時期だったり、年齢を重ねて、おしっこのあとに、自分の手入れが十分できていないときには、臭いを予防することにもつながります。ただし、年齢を重ねた猫のシャンプーは、体力の負担が最小になるように、心掛ける必要はありますが。

人間と一緒に暮らす、という点では、毛の生え代わりの時期、臭いの強い時期にシャンプーをしてやることで、毛が舞うことを予防できたり、臭いで悩まされたり、という事が少なくなるというメリットもあります。

まとめ

基本、猫がすごく嫌がっているのに、無理やり「月に1回は~」と思って、シャンプーをしてあげる必要などはありません。ですが、シャンプーにもメリットはありますので、必要に応じて行う様にしましょう。そして、猫がシャンプー嫌いにならないように、十分に配慮をしてあげながら、シャンプーをすることをお勧めします。

特に、最初のシャンプーをしてあげた時に、シャンプー嫌いになるかどうか、ということに影響を与えてしまいますので、最初は特に慎重になってシャンプーをしてあげる様にしてくださいね。楽しい時間と思ってもらえたら、その後がとっても楽になります。

シャンプーを必要に応じて行うことによって、猫も、人間も気持ちの良い生活、できるとよいですね。


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