ベランダで菜園をやってみたい!という方におすすめの夏野菜と言えば、、、
ぜひともチャレンジをしていただきたいのがトマトです。
トマトには本当に様々な種類のものがあります。ミニトマトや中玉、大玉トマトなど様々な品種が園芸店でも出回っているので、まずは自分が気になる品種に挑戦をしてみるのがいいと思います。
それぞれ難易度があるので、心配だったらお店の人に相談して生活スタイルに合った品種を育ててみるのもいいです。
もしくは、スーパーではなかなか手がでないお高い品種のトマトを栽培してもいいですよね。
1株あるだけでたくさん実をつけるので、ひと夏トマトに困ることはきっとないでしょう。
今回は、狭いスペースでもできちゃう夏野菜の家庭菜園、トマトの栽培方法と一緒に、植えると害虫を防いでくれるバジルについてもご紹介します。
夏はトマトをベランダで栽培するに限る!
以前、ベランダでトマトを栽培した事があります。
ひと夏トマトパラダイスを楽しめます(笑)
トマトを買わずに、リコピンいっぱいのトマトが食べ放題になるので、得した気分になります。
しかもトマトの木で完熟した実は、スーパーのトマトに比べて甘いこと!完熟トマトの贅沢な味わいを楽しめます。
トマトは面白いくらいに実をつけます。※ベランダで栽培すると成長も早いので、とにかくたくさん!
日当たりの良いベランダだと、食べきれないくらいに実がなるので、食べきれない分は洗ってヘタをしっかりと取って、ビニールに入れ、冷凍庫に入れて保管します。野菜スープを作った時に、冷凍状態のままでポンポンという感じで鍋に投入すれば、あっという間にトマト入りの野菜スープが出来上がります。
トマトのシーズンが終わっても自家製トマトを存分に楽しめるので、家庭菜園の中でもかなりお得で楽しい野菜です。
トマトをベランダで栽培する方法
トマトは苗から栽培をしていきます。
園芸店では、5月ごろから、苗が出回るのでそのタイミングで購入してきます。
5月初旬の苗はまだ季節的に早く、徒長ぎみのものも多いので、5月中旬まで待ってから購入した方が良い株が手に入ります。
トマトは多くの土を必要としますので苗1つで10号鉢(直径30㎝、深さ30㎝)以上の鉢またはプランターに植えます。
鉢底石を敷いて、さらに土を入れて、その後で苗を植える様にします。ちなみに、土は野菜用の培養土を使う様にすれば、特に配合などはせずにそのまま植え込みする事ができます。
鉢の置き場所は日当たりが良く、雨に当たらない場所が最適です。
支柱を立てて苗が折れないように支えます。
日々の水やりは、朝の早いうちにたーっぷりと与えます。
暑い季節になってきて土が乾くようなら一日2回水やりをします。
水やりのときは葉に水をかけないように根本から与えてください。
植えつけから1週間ほどでトマトが本格的に成長を始めます。
5月~6月はどんどんと大きく成長していく時期。この時期に大切な作業、芽かきを行います。
トマトは成長するにつれて脇芽が出てきます。これを小さいうちに摘んでなるべく1本仕立てになるように育てていきます。
これは実のなり具合をよくするほか、病気防止にもなるので脇芽が大きくなる前に芽かきを行っていきましょう。
芽かきのやり方はカンタン。出てきた小さな脇芽を指でひねると簡単に折れます。
さらに確実に実らせたいなら「着果促進」を行います。
筆で花の雄しべの部分をなでて人工授粉する方法のほかに、トマトでは「着果促進剤」というものがあるので、これをシュッとお花に一吹きするだけです。
このあたりで追肥を行いながら実がなるのを待ちます。
ミニトマトの場合だとまず起こりにくいのですが、大玉のものだったり、中玉のトマトの場合だと、雨に濡れるとなんと実が割れてしまうという現象があるので、ベランダの中でも雨に当たらない場所に移動して置いてあげる様にします。
また、株が大きくなってくると、なんと風にあおられて、倒れてしまうことがあります。※これが恐ろしいんです。。。テンション下がります。
せっかくなった実が鉢が倒れて全部落ちてしまった、なんてことのないようにベランダで固定できる場所に紐で括りつけるなどして対策をします。
トマトをベランダで栽培する時に気をつけたい事
トマトは栽培しているとさまざまな病害虫がつきます。
害虫は気持ち悪いしなるべく薬を使わずに除去したいですよね。
そこで、バジルが登場します。あのイタリアンハーブのバジルをトマトの根元にしっかりと植えてあげる様にします。バジルとトマトというのは、実は「コンパニオンプランツ」とも呼ばれていて、何と!お互いにとーっても相性の良い植物なのです。
バジルとトマトを一緒に植えることで害虫を忌避してくれるほか、乾燥気味の大地が好きなトマトの代わりに、お水大好きなバジルが余分な水分を吸収してくれるため、お互い良い環境で生育することができるのです。
トマトの収穫のついでにバジルの葉も摘んでモッツァレラチーズと一緒に切れば、あっという間にカプレーゼが出来上がります。
本格イタリアンなトマトパスタもバジルをスーパーで買わなくてもできてしまうのでとっても便利です。
トマトをベランダで栽培するメリット
トマトを栽培したら、ひと夏はトマト食べ放題だったので夏の栄養もおいしく楽しく採ることができました。
しかもベランダだと栽培が簡単だし、見た目も良いです。
もちろんその年はトマトは買っていません。
家庭菜園が初めてという方だったら、まずはミニトマトから始めると面白いくらいに実がつきます。
黄色いトマトや黒いトマト、たまごのような楕円形をしたアイコという品種など、いろいろ育てて、おしゃれなサラダを作るのもすっごく楽しいです。
ミニトマトを経験したら中玉、大玉のトマトにステップアップすると、また大きな実がなった時のうれしさをひとしおです。
たくさん実がなったら冷凍しておけばスープやトマト煮込みの材料にもなりますし、お友達におすそ分けしてもいいと思います。
ベランダで鉢1個でひと夏トマトを楽しめるので是非挑戦していただきたいです。
まとめ
夏野菜の栽培はベランダのような狭いスペースでもできてしまうので、興味のある野菜からぜひ挑戦していただきたいです。
ここではトマトをご紹介しましたが、トマトと匹敵するくらいたくさん実をつけるのがピーマンです。
トマト1鉢、ピーマン1鉢でひと夏野菜不足にならずに済みます。
朝もぎたての完熟トマトをそのままかじる、なんてこともできますし、あと1品足りない!というときもベランダに走るだけ。
ベランダでのトマト栽培おすすめですので、是非ともチャレンジをしてみていただけたらと思います。