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暑い夏も、寒い冬も手放せないエアコン。ピッとボタンを押しただけで、夏は涼しい風が、冬は暖かい風がでてきて快適ですよね。我が家は、暑がり×3(子ども2名+私)寒がり×1なので、エアコンは大活躍です。

でも、きちんとしたお手入れってしていますか?

エアコンについているフィルターは、しっかりとお掃除していますか?

このフィルター、お掃除をサボってしまうと汚れやカビが、うじゃうじゃうじゃなんですよ。きちんとエアコンのフィルターをお掃除して、カビを予防しましょう。

エアコンフィルターについて

まずはその役割や、どうして掃除が必要になるのかについて詳しく見ていきましょう。

エアコンのフィルターはなぜ必要?

部屋からエアコン内に空気を取り込む際、機械にホコリやゴミが入らないようにフィルターを通ります。ホコリやゴミが内部に入ると空気の流れがさえぎられてしまい、空気を吸い込もうと余計な電力が使われ、機械に負担がかかってしまいます。

フィルターはエアコンを正常に使用するために必要な部品なのです。

フィルターを掃除しないとどうなるの?

フィルターに付着したホコリであったり、あとはゴミ等がそのまま放置されてしまうと、空気の流れが悪くなり機械に負担がかかります。そればかりではなく、このホコリやゴミをエサにカビや菌が繁殖してしまいます。

エアコンにカビが発生するのはどうして

部屋の空気は、熱交換器を通って冷やされたり、温めたりして風を部屋に吹き込みます。この熱交換器で空気を冷やす際、暖かい空気との温度差で結露が発生します。この結露はエアコンの「ドレン配管」という管を通って室外へ出されます。この時のエアコン内の湿度は90%にもなります。

エアコン内はカビには快適な環境

カビの好む環境。それは、栄養源の汚れ、温度、湿度の3点です。エアコン内は、この環境がそろってしまうので、カビにとっては最高の物件になってしまうのですね。

カビは放置するととんでもないことに

夏場になかなか咳が治らない風邪を引いた、なんてことありませんか?これは「夏型過敏性肺炎」という病気です。カビだらけのエアコンから吐き出されたカビの胞子を吸ってしまうことにより発症します。

「風邪治らないんだよね~」とのん気にしていると、ますます悪化していますよ。

そして、エアコン内でカビが増殖していると当然フィルターが目詰まりを起こします。運転効率が悪くなっているので、電気代もとてもかかることになります。

もっと恐ろしいことに、高温多湿を好むゴキブリがエアコン内に卵を産むなんてこともあります。お、お、恐ろしい・・・。


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エアコンフィルターをお掃除しましょう

エアコンのフィルターというのは、常日頃からマメにお掃除をしておくことで、カビを防ぐことができるんですよ。フィルターをお掃除するのは、2週間に1回くらいを目安にしましょう。ではその手順を紹介しますね。

※掃除の際には、付属している取扱説明書を事前によく読んでから、行う様にしてくださいね

  1. エアコンの電源プラグを抜く ※当然ですが事前に電源をOFFにして下さいね
  2. 外側のカバーを外す ※ゆっくりと外してくださいね
  3. エアコンのフィルターを外す ※ここにホコリ、カビなどがたまります
  4. 掃除機を使い、フィルターのホコリやゴミを吸い取る ※ここでしっかりと吸い取ってくださいね。でも傷つけない様にやさしく
  5. しっかりと水洗いをする(汚れが酷い場合には、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いをする様にします)
  6. 日陰でよく乾燥させる ※この時に、水をしっかりと乾かす様にして下さい
  7. エアコンにフィルターを設置する ※この時確認をすると大分綺麗になっているはず!
  8. 電源プラグをさす
  9. 電源を入れて送風運転を1時間する

お掃除機能付きエアコンは掃除要らず?

最近よく出回っている「お掃除機能付きエアコン」。我が家はこのタイプなのですが、「お掃除不要」と勘違いしていました。お掃除、要ります。絶対必要です。

このお掃除機能付きエアコンというのは、フィルターのホコリを自動で掃除して、中に取り付けられているダストボックスに回収するものです。当然、このダストボックスのホコリを捨てる必要があります。それに、フィルターも新品同様でずっと綺麗な状態が続くわけではありません。

ですから、お掃除機能付きエアコンは、ダストボックスのゴミ回収とフィルターのお掃除と両方必要なのです。

こんな時は内部も掃除しよう

エアコンから嫌な臭いがする時は、内部にまでカビが発生している可能性が高いです。そんな時は内部の掃除も必要となります。

プロに任せるのもアリ

目に見える箇所であれば、素人でもお掃除可能ですがエアコン内部となるとプロに頼るのも手だと思います。我が家の場合は、お掃除機能付きということもあり、プロの業者さんにお願いしました。面倒な養生や、部品の取り外しなど、子供がいる家庭ではまず無理ですよね。

お掃除後、バケツにたまった洗浄液が真っ黒に!こんな環境で暮らしていたかと思うと、ゾッとします。

まとめ

頻繁に使うエアコン。特に夏場は猛暑続きで手放せない家電です。毎日快適に、そして長く使うためにも、エアコンのフィルターをお掃除し、カビを発生させない努力をしましょうね。


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