蟹の出汁を使った料理って、すごい美味しそうじゃありませんか?
でも、これって作るのが難しい。。。と、思われがちなのですが、
でも実際は非常に簡単なんですよ。特別なテクニックは全く必要ありません。
確かに、蟹を綺麗に食べきるのは大変だと思います。
でも、食べやすい所だけを食べ、残った分は出汁にするというのは簡単です。
次の日の食卓にご飯しかなくても、蟹の出汁さえあれば、ずいぶんなご馳走がつくれます。工夫は必要ありません。
実際に作ってみると、蟹の出汁はなんて濃ゆいのだろうと感心していただけると思いますし、蟹を食べた後の楽しみもできます。
自分が料理上手になったような気持ちになれるでしょうし、家族の人たちも喜んでくれるでしょう。
蟹の値段が高いと感じていた人も蟹の出汁を使うと、値段の高さに納得できる事間違いありませんよ!せっかくの蟹を使い切りましょうね!
目次
私の蟹の出汁を使った料理経験
私の場合、ありがちなんですが、蟹を食べて残った足から出汁を取り、「茶碗蒸し」をよく作るんです。
ほんの少しでも蟹の出汁は強烈に効いているので、他には創意も工夫も要らないので助かります。
他にお客様がいる時などは必ず褒めていただけますよ。
主婦としても面目躍如といった感じで株が上がり、家族も尊敬のまなざしで見てくれます。
で、肝心の作り方は「普通の茶わん蒸しと全く同じ」。
蟹の出汁を使うだけでこんなに特別な料理になるのですから、嬉しい事です。
最初から食べるのが大変な個所は切り落としておきましょう。
そして、すぐにいつもの出汁に混ぜるために、普通にそのままゆでて、出汁を取ります。
その時には、再び蟹の良い匂いがぷ~んとして、蟹好きの人には堪えられないでしょう。
蟹の出しを使った料理!
蟹の出汁を使った味噌汁の作り方
蟹出汁の味噌汁の作り方は、びっくりする程に簡単です。
私の場合は、昆布と最初に切り取っておいた蟹の足の先っぽを一緒に鍋に投げ入れて温めます。グツグツと煮る必要はありませんよ。
そんな事をしなくても、出汁はどんどん出てくれます。
後は普通に味噌汁を作ればよいのですが、わたくしは大体ネギ汁を作ります。
長ネギを適当な長さでザクザクと切る。
その過程によって違いますが、私の場合は2~3cmくらいで切って行きます。
後は蟹の出汁に入れて、最後は味噌を加え「ネギ汁」の出来上がりです。
これを食卓に出すと、後はご飯だけでもどんどん食が進みます。朝から食べ過ぎてしまいそうです。
蟹の出汁を使ったラーメンの作り方。
ラーメンに使う場合にも、蟹の出汁を取り出すのは基本一緒です。
ちなみに、一緒に昆布など海のものでそろえた方が良いのですが、カツオだけは止めた方が良いですよ。
強い出汁同士を合わせるとお互いに良い部分をつぶしてしまいます。。。
でも、出汁の取り方はカンタン。
昆布と蟹の足の先っぽを温めて出汁を取るだけです。
グツグツ煮なくても大丈夫。蟹の出汁はすぐにでてきます。
出汁をとるのと同時に、麺と上に乗せる具の準備ですが、これも海産物が良いです。
わかめとか、やはり長ネギくらいがあると調度いいですね。これだけでも味が濃厚なので。※海のものだけで揃えてもどちらでも美味しいけど。
お好みですが、麺はちょっと堅めの方が美味しいと思います。
味は当然塩味、絶対にその方が美味しいと思いますよ。後は蟹の出汁を味わいながら食べるだけです。「濃厚塩味ラーメン」です!
蟹の出汁を使った鍋の作り方。
鍋で蟹を楽しみたいのなら、グツグツと煮すぎるよりも温めるくらいの気持ちで調理した方が美味しいと思います。
後は蟹の出昆布汁を味わうためにアッサリとした材料をそろえた方が良いと思います。白菜、ネギ、豆腐、など。
昆布と入れた鍋に蟹を入れ、一緒に温めて大丈夫です。
蟹の匂いが強いので食欲も増すと思いますよ。特別な味付けは必要ないです。
ラーメンの時と同じなんですが、塩味が蟹の出汁を味わうのにピッタリだと思います。
透き通った鍋は、いつにも増して上品な鍋に感じる事が出来るでしょう。
食べていくうちに鍋の具が減って行くと、自然と〆料理の雑炊が楽しみになるでしょうし、絶対に美味しいとわかっているので楽しみも増します。
蟹の出汁を使った雑炊の作り方。
さて、そろそろ〆の雑炊にいきましょう。
雑炊にする場合、先ほどお伝えした鍋の残りで食べるのが良いです。
もちろん、改めて雑炊用の出汁を作ってもOKです。
※ちなみに、蟹を見てみて、身を取り出すのが大変だな~と思う部分があったら最初に切り落としておくと良いですよ。これを出汁にする訳です。
そうしたら余ったご飯を鍋に投入し、少し適当な位にグルグルと混ぜると、直ぐに蟹の雑炊の出来上がりです。
蟹は食べなくてもOKです。出汁を取った後なので、何ならご飯投入前に取ってしまって、捨てても良いですよ。
無理にちまちまと蟹を食べると、せっかくの雑炊を楽しめません。なので、この時は蟹は食べる必要はありません。
まとめ。
蟹の出汁を難しく考える必要はありません。甲殻類の匂いは主婦なら皆さんご存知でしょう。
水に浸けるだけでも出汁が出るようなものです。ただ、簡単に出汁が取れるのに味は絶品ですから有難いものです。
お使い物の蟹をいただいたら、次の日はその蟹の出汁を取って簡単なものを作ったら家族にも喜ばれるのではないでしょうか?
蟹の出汁があれば特別な事をしなくても、とても美味しいものが出来上がるのが嬉しいですね。
冒頭でもお話した事なんですが、蟹は値段が高いだけの価値があるのです。