潮干狩りで折角あさりなどの貝類を沢山採ってきても、持ち帰り方が悪ければ、もしかしたら駄目になってしまう(食べられない状態になる)かもしれません。
採ってきたあさりを痛めずに持ち帰る為には、ちょっとしたコツが有るんですよ。
最初にざっくりと言ってしまうと、
まず、海水に浸けずに貝だけにしましょう。海中では貝が口を開くので運搬中に身が傷ついてしまう事があります。
そして、なるべく高温にならない様に気をつけましょう。例えば日差しがある時期は車内は思いがけず高温になってしまう場合があります。そうした所に方啜るのは避けましょう。
最後に余分な振動なとが貝に行き当たらないように配慮すると良いでしょう。
そうしたことに気をつけることで、潮干狩りで採ってきたあさりをご家庭でも美味しく頂く事が出来る様になります。ただ、これだけを言っても、細かい理由などが分かりにくいかもしれません。
なので、これからより具体的な方法についてご紹介しますね。
私の潮干狩りの経験
まず、最初に私の話をしておきますね。
もしかしたら、あなたも小学生の頃には遠足で潮干狩りに行ったという経験があるかもしれませんが、私も子供の頃は毎年学校から潮干狩りに行く他にも、毎年シーズンになると行楽がてらに家族で潮干狩りに行きました。
大人になってからも、海遊びの一つとして恋人と潮干狩りをしたり、子供が出来てからは、時には新関の子達と一緒に連れて、主に瀬戸内海で潮干狩りを楽しんでいます。
時には、潮干狩りの計画を立てていても、貝毒の発生で泣く泣く潮干狩りを諦めた経験もあります。場所によっては、貝毒の発生が確認されると、採ったものは持ち帰られずに検査済みの買との交換という事もありますが、潮干狩りそのものが禁止される所も多い様です。
大人になってからは採る量はあまり気にしなくなりましたが、子供達は、どれだけとれたかという様な競争したりしているので微笑ましいものです。なので、今でも潮干狩りとなると少し楽しみです。
潮干狩りのあさりの持ち帰り方
さて潮干狩りのあさりの持ち帰り方ですが、私の場合はミカンが入っている様なネットを活用しています。海水で砂を洗い落として貝だけを持ち帰ることが出来るので便利です。
スーパーなどのビニールの買い物袋を活用している人も多いようですが、砂を落としたりすることを考えると大変ですし破れたりすることも多くありますので、あまりお勧めはしません。
またバケツなどに海水と一緒に入れて持って帰る人もいるようですが、重くなりますし、持ち帰り中に貝の口が開いてしまうことがありますので注意が必要です。
砂出しに使う海水はペットボトルなどで、綺麗な海水を別途確保しておくのがお勧めです。
車での持ち帰り方
車で持ち帰る際は、マットを敷いたトランクルームに、大きめのクーラーボックスを用意して、その中になるだけ平たく広げるようにしてネットを置きます。
貝同士が積み重なり合っていたり、車の震動が強いと殻と殻がぶつかって傷ついてしまう事がありますので、なるだけ平たくなるように置くと良いでしょう。
電車での持ち帰り方
電車などを利用して持ち帰る際には、やはりクーラーボックに入れる持ち帰り方が良いですよ。海の物ですのでやはり匂いなどで周囲の人の迷惑にならない様に、密閉してもので有る方が望ましいと思います。
ただしクーラーボックスの中には海水を入れないようにしましょう。
重くなってしまいますし、万が一倒した時など、海水が車内にこぼれてしまうかもしれない事も考慮に入れると、海水は別にしておくことをお勧めします。
持ち帰る時の注意点
これまでのご紹介した持ち帰り方の注意点としては、寄り道をせずにまっすぐ帰る事を心がけるというのが重要です。
貝は生き物ですから、なるだけはやく落ち着いたところに移してあげた方が好ましいのです。特に日差しがある時期などは、気温自体がそれ程高くなくても車の車内が高温になってしまう事が有ります。
うっかり長時間放置して、貝が腐ってしまったりすると大変です。一刻も早く家庭の暗所に移して砂抜きを始めることをお勧めします。
また高温が問題だと言っても、クーラーボックに貝にあたる形で直接保冷剤などを入れて冷やすのも良くありませんあまり低温になってしまうと貝自体が弱ってしまいます。目安としては大体15℃ぐらいを目安にすれば良いでしょう。
保冷剤を活用する場合は、貝に直接あたらない様な持ち帰り方をする様に配慮することをおすすめします。
きちんと持ち帰ることができれば
持ち帰り方が悪ければ、折角採ってきたあさりも途中で駄目になり、もう食べられない状態になるかもしれません。臭いがあるような貝は食べられませんので、潮干狩りからきちんと持ち帰る事が大切なのです。
それに潮干狩りから、あさりを元気な状態で持ち帰る事が出来れば、それだけ美味しく頂ける事になります。
もちろん料理の手間にしても、あさりが元気であれば家庭で活発に砂出しなどもしてくれるので、美味しく食べる上でも好都合です。
また、あさりは冷蔵庫の中で保存することが可能です。窒息しないように気を配り野菜室など保存する形ですが、活きの良い物であれば3日程度は美味しく食べることが出来ると言われています。
しかし当然持ち帰り方法が悪ければその影響が出てしまいます。きちんと持ち帰る事は保存の面でも有利なのです。
まとめ
子供達にとって潮干狩りは、採ってきた貝を家まで運んで料理をして食べるまで全部が食育の一環になると考える事も出来るでしょう。
そういう視点からも、潮干狩りに行ってとったあさりというのは、なるだけ美味しく食べる様に心がけたいものです。実際、持ち帰り方一つをとってみても、その差は以外と大きいものであったりします。
ちょっとしたコツを知るだけで、より一層手軽に美味しくアサリが食べられるのですから是非実践してみてください。