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畳のお手入れって一体どうしたらいいのか、面倒ではないのか、気になる方は多いかと思います。ここでは畳のお手入れの仕方や頻度、道具を使ってダニやカビが発生した時の対処を紹介しています。

正しい知識がないまま間違った方法でお手入れや掃除をすると畳の劣化が進んだり、ダニやカビが逆に発生しやすくなる環境を作ることもあります。

たたみはフローリングよりもデリケートで、確かにお手入れも気を遣う面が多いです。本来畳は機能性が高く、空間を快適に過ごすことができる力があります。それを生かすためにも、畳の部屋がある場合は正しいお手入れを行い、いつまでも快適に過ごせるようにしましょう。また、長く畳を持たせるポイントも紹介します。

畳のダニやカビ対策を意識したきっかけとは?

我が家では和室に敷布団を敷いて家族全員で寝いています。小さな子供も一緒に寝ていますが、あるとき体に赤い点々があるのを発見しました。かゆがっていたので、すぐにこれはダニだと分かりました。私の体にも同じような症状があり、一箇所だけではありませんでした。

フローリングよりも、畳の場合はダニやカビが発生しやすいことや、寝ている間は部屋を暗くしていてダニが活動しやす安いことが大きな原因で、また、さらに言うと布団もダニにとってはよい環境になってしまっているのだと感じました。

それからまだ比較的新しい家なのでカビは心配していませんが、布団を敷いていることから梅雨の時期はカビも注意しなければならないと意識し始めました。それからは結構頻繁に畳掃除を行う様になりました。

畳掃除に必要な道具・準備

まず、かわいた雑巾、薬剤をつける用の雑巾の二種類を用意します。さらに、手荒れや刺激臭を防ぐため、ゴム手袋、マスクがあると安心です。

掃除機、漂白剤または消毒用アルコールを用意します。もし手が荒れやすい、また匂いに敏感であり体調が悪くなりやすい場合は酢水で代用できます。その場合は水300ミリリットルに大さじ3杯の酢を混ぜます。洗面器などを使って用意しましょう。必要であればバケツもあれば用意しますが、どちらでも大丈夫です。

畳の目にほこりがつまっているときはほうきや歯ブラシなど、掻き出せる道具があると便利です。また除湿機があれば最後に使うので準備をしておきましょう。専用の除湿機がなくてもエアコンのドライ機能で大丈夫です。

ダニやカビ対策を意識した畳掃除を実践する事が大切

畳の掃除をフローリングなど他の場所と同じように掃除すると、逆にダニやカビを発生させる原因となってしまいます。普段の畳の掃除は掃除機やホウキ、乾拭き掃除で十分です。

ダニがいる場合はしばらく部屋を暗くさせ、1時間以上経ってから掃除を行うようにします。ダニや夜行性のため、暗くならないと出てこないためです。まずは畳の目に沿って、ゆーっくりと掃除機をかける様にします。掃除機だけでも、かなりのダニを吸い込むことができるので、掃除機は週に二回はかけるようにすると安心です。ホウキだけだとダニを舞い上がらせるだけなので注意してください。


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カビは部屋の換気を良くし、日光を当てさせます。カビがある部分は雑巾に酢水か、水と漂白剤を混ぜたもの、またはアルコールを染みこませたもので畳の目に沿って拭き取るようにします。

畳の目に詰まっている汚れを落とすには、基本的には歯ブラシを使っていくのですが、この時に、畳の目を痛めないように、かるく掻き出すようにしましょう。また、ダニや湿気がひどい場合は天日干しにすると良いです。

個人的な畳み掃除の推奨頻度

畳の目には細かいホコリやダニが入り込みやすいです。湿度が高い時期はこまめに除湿機を使い、それ以外の時期は換気を良くしカーテンをあけ日光を通します。

ダニは拭き掃除だけでは除去できませんので、しっかりとダニの数を日常的に減らしておく意識が必要です。畳だけでなく、ふとんがある場合は一週間に二日程度は干すと良いでしょう。

布団の中にもダニやカビは発生するので、掃除機をかけることも大事です。畳み掃除は最低週に一回行うと安心ですが、梅雨の時期は乾拭き掃除も行うようにしましょう。水ぶきをする場合は、汚れがある部分だけに押さえておくか、漂白剤かアルコールを使い、後に残らないようにまた乾拭きしましょう。できれば年二回は天日干しすることが望ましいです。

畳掃除をする事でこんなにも良い事がある

畳は傷みやすいので、掃除をしないと毛羽立ったりカビついたりと後々大変になります。普段お手入れをすることで見た目も美しく保たれ、またもともと湿気を吸い込む機能があります。

ただ湿気が強すぎる日が続くと昨日も低下しカビやダニが発生するのでお手入れは必要です。風通しを良くし畳掃除をすることでカビやダニを抑え、快適に過ごすことができます。

また掃除することで毛羽立ちが目立つところ早く発見することで、劣化を防ぐことができます。

毛羽立ちがあるところは当て布をし、上からアイロンを畳の目に沿ってすると治ります。畳の状態を見た目から綺麗に保てることも畳掃除をすることの大きなメリットです。

フローリングよりもお手入れや掃除は大変なところもありますが、綺麗な状態を20年保つこともできるのです。

まとめ

近年、ダニやカビの発生を恐れ和室を無くし、全体をフローリングにする家が増えています。ですが畳は日頃の掃除やお手入れを正しく行っていればダニやカビの心配はありません。掃除の仕方で畳の寿命も変わるので、正しい知識を持って行うことが大切です。

畳は絨毯がなくても柔らかくどこでも横になれたり、自然の香りを感じることもできる良い素材なのです。また、もし傷がついたり劣化してもその部分だけ新品に変えられることもメリットといえます。

調温機能もあるので快適に過ごすことができ、ストレスも少なく過ごせる空間になりやすいです。また遮音性能もあったりと優れた機能を持ち合わせているんです。


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