トイレ掃除は得意ですか?と聞かれて「はい」と自信をもって答えられる人は何人いるでしょうか?私もトイレ掃除はあまり好きではありませんでした。とりあえず汚れてきたなぁと思ったら便器をブラシで掃除して、好きな芳香剤を置いて・・・と、とりあえず掃除をしていました。
そんなある日主人から「トイレがクサイ!」と言われました。
ええっ!定期的にお掃除しているのになんて事を言うんだ!!と思いましたが、芳香剤を取り除き臭いトイレ内の臭いを嗅いでみると・・・あのいやーな公衆トイレの臭いに近いものが。ショックです!掃除しているのにナゼ??
そこでトイレ掃除を見直してみることにしました。お掃除の手順も見直しました。するとトイレの嫌な臭いもスッキリ!芳香剤も必要なくなり一石二鳥です。
目次
トイレ掃除箇所は意外と多い
今までのトイレ掃除の手順は、便器内に洗剤を撒いてブラシで掃除。便座を使い捨てのトイレシートで拭き掃除→終わりでした。
この掃除の仕方だと、掃除できていない場所が沢山あります。
・便器の外側
・便器のタンク(水が出てくるところ)
・床
・壁
・天井
・トイレットペーパーホルダ
・タオルかけ
・ドア
・ドアノブ
この場所は放置していい場所でしょうか?
いいえ。違います。ここもお掃除しなければいけない箇所です。
何がついているかというと・・・。
・便器の外側→尿、ホコリ、
・便器のタンク(水が出てくるところ)→水垢、ホコリ
・床→尿、ホコリ
・壁→尿、ホコリ
・天井→ホコリ
・トイレットペーパーホルダ→手垢、尿
・タオルかけ→手垢
・ドア→尿、ホコリ
・ドアノブ→手垢
この様に、便器以外もたくさん汚れているのです。
トイレはなぜ臭い?
そもそもトイレ掃除の嫌いな理由。「クサイ」からです。なぜ臭いのでしょう?トイレでもよおしたモノたちは、バイバーイと下水に流れていったはずです。トイレの悪臭の原因は、「アンモニア」です。化学の実験でやった記憶もあるかと思いますが、あのくさーいヤツです。尿からはアンモニア臭がします。
男性がいるご家庭だと、立って用を足すので尿の飛び散りがあります。意外ですが、女性でも便器は汚れます。
尿は便器と床の隙間や壁(高さ1mくらいはなんなく飛びます)、便器の周りの床に飛び散り汚れます。これを放置してしまうと、アンモニア臭の原因となってしまって、非常に臭くて嫌なトイレになってしまうのです。
ホコリ汚れも悪臭の原因です。ホコリに尿などの汚れが付着してそのまま放置されるとここからも悪臭がします。※紹介する掃除の手順で解決できるのでご安心を!
ホコリは菌の温床
トイレには雑菌も多く存在します。雑菌はホコリが大好き!ホコリがあればあるほどみるみる増殖して、トイレのドアを開けたり閉めたりする度に、その雑菌付のホコリが舞い上がっるのです。しかも!何とも恐ろしい事にそれを吸い込んでしまいます。。。
ここまで来たら、もう絶対に掃除しなくてはいけないですね。
勇気を出して・・・
トイレの汚れは近くで見たくないものです。でも勇気を出して汚れを目で確認して徹底的に取り除くことが必要です。
抵抗のある人は使い捨ての薄手手袋をして行うといいでしょう。
トイレ掃除をしましょう
汚れてもいい服に着替え、マスクをして挑みましょう!手順は「上から下へ」です。そして「勇気を出して拭き掃除!」が大切です。トイレ掃除は「とにかく拭く!」です。
1.天井・壁のホコリを落とす
天井や壁には、ホコリがかなり沢山付いているんですよ。このホコリは嫌な雑菌を含んでいますから、さらに嫌な事にアレルギーの原因となることもあるんです。
まずほうきやハタキで天井のホコリを払います。ない場合は使い捨てのワイパーで掃除すると良いでしょう。この時天井を見上げると、ホコリを吸い込んでしまうので、上を見ないようにしましょう。壁も同様にホコリを落とします。
2.掃除機をかける
ホコリが落ちたら、掃除機をかけてホコリやゴミを吸い取ります。
3.天井、壁、ドアを拭く!
汚れを取るには「拭き掃除」が一番です。尿汚れには、クエン酸水スプレーがおすすめです。尿汚れはアルカリ性ですので、弱酸性のクエン酸が汚れを落とします。弱酸性なので、手にも優しいです。そして、クエン酸は何とも素晴らしい事に、消臭の効果もあるので、トイレ掃除にはもってこいなのです。※掃除の手順を形作る上でも重要なアイテムなんですよ!
<クエン酸スプレーの作り方>
■用意するもの
・クエン酸 小さじ1/2
・水 100ml
・スプレーボトル
スプレーボトルに水とクエン酸を入れ、よく振って出来上がりです。クエン酸を吹きかけて、乾いた布でゴシゴシと拭き掃除しましょう。天井は液垂れすることもあるので、布にクエン酸水を含ませて絞って拭くといいでしょう。
・便器を洗う
便器を掃除します。掃除をしていると水が飛び散るので中から外へ掃除します。
・便器内を洗う
トイレ洗剤を便器内に散布しトイレブラシでゴシゴシと掃除します。使い捨てのトイレシートでトイレの縁裏を掃除します。そして、ウォシュレットの便座をちゃんと取り外した上で、トイレシートを使って綺麗に汚れをふき取ります。
・便座を掃除する
便座もトイレシートで拭き掃除します。タンクと便座の間の隙間も掃除します。ここにホコリやゴミが溜まりやすいので必ずやりましょう。
・便器外側を拭く
便器の外側もトイレシートで掃除します。尿飛びが多い場所になるので、クエン酸水スプレーを吹きかけて掃除すると尿汚れもスッキリと取れます。
・タンク外側を拭く
トイレシートで拭き掃除します。水が出る部分は水垢やホコリが付着しているので、これもきれいに拭き掃除します。蛇口部分も拭きあげます。これは掃除の手順の全体の中でも少し面倒な部分なのですが、しっかりと実践したい所です。
・床を拭き掃除
クエン酸スプレーを吹きかけて床を掃除します。ここは隅々まで掃除しましょう。
・トイレットペーパーホルダ、タオルホルダ、ドアノブを拭く
手垢などで意外と汚れているのでこの箇所もクエン酸スプレーを吹きかけて拭き掃除します。きれいになると光沢もでてピカピカになります。これでトイレのお掃除が完了です。拭き掃除を頻繁に行うようにしたら、芳香剤がなくてもトイレの臭いがしなくなりました。
毎日のチョコチョコ掃除が大切!
きれいになったトイレもきれいな状態を維持しておかないと、また嫌な臭いが発生します。
ここでおすすめなのが、お掃除でも使った「クエン酸スプレー」です。1日1回でいいので、便器や床をクエン酸スプレーでシュッシュとしてトイレットペーパーで拭きます。
あとは掃除機をかける際に、一緒にトイレも掃除機をかけてしまいます。きれいなトイレであれば抵抗ないはずです。これでホコリも除去できます。
ハッカ油でスッキリいい匂い
換気状態の良いトイレであればいいのですが、マンションなどの換気窓がない場合トイレ内がモンモンとこもることがあります。そこでおすすめなのが「ハッカ油」です。クエン酸スプレーに1滴混ぜて掃除するとハッカの爽やかな香りで、トイレ内も清々しくなります。来客時に行ってもいいですね。
タオルは毎日交換しよう
トイレのタオルは毎日交換しましょう。トイレには雑菌が多くいます。濡れたタオルをそのままかけておけば雑菌が繁殖します。手を洗っても雑菌付のタオルで手を拭く→ドアノブを触るとなると、雑菌がどんどん広がってしまいますよ。
まとめ
毎日必ず使うトイレ。思い切ってしっかりとお掃除することでとても快適な空間になります。家族みなさんが気持ちよくリラックスできるトイレを目指して、きれいなトイレをキープしていきましょう。