Pocket

理想の形や理想の色のジーンズを探すのはなかなか大変なもので、値段も1本数万円と高価なものです。やっと見つかったジーンズを、うっかり間違った方法で洗濯してしまったり、ドライクリーニング店に出してしまい履けなくなってしまった…ではもったいないですよね

特に一番最初の洗濯は気を使います。ここでもし変な色落ちをしてしまったら、せっかく気に入って買ったデニムが台無しになってしまいます。

デニムは生き物ですし長年の付き合いになる大切な服です。しかし洗わないと生地が痛んで破れやすくなったり、デニム自体やクローゼットにカビが発生したり、デニムから嫌なにおいがしたり、茶色く変色してきたりすることもあります。なので、1年に1度位はお洗濯してあげることがおすすめです。

なるべく色落ちをさせずに、買った時のきれいな形を保ったまま理想のデニムを長持ちさせてみましょう。

私自身のデニム洗濯について

色の濃いものや、レプリカ品のノリの付いたバリバリした生地のものは、最初に洗って落ち着かせます。そして後はほぼ洗いませんが、クローゼットにカビが発生したりすると嫌なので1年に1回汚れを落とす程度に軽く洗います。

ただ洗濯機で普通に洗ってしまうと色落ちがかなり激しくなったり、シワが寄ったり形が崩れてしまうので、手洗いで洗うようにしています。一度、大切にしていたヴィンテージのリーバイスを間違えて普通に洗ってしまい、縮んでしまって元に戻すのにかなり時間がかかったので、それ以来手洗いしています。これは本当に大失敗でした。。。教訓です。

ぬるま湯などで洗ってしまうと、かなり色落ちが激しくなるので、私は水で手洗いしますがその際に使う洗剤は「THE LAUNDRESS」のデニムウォッシュというデニム専用の洗剤を使って洗濯しています。色落ちも少なく、柔軟剤で柔らかく仕上がるので気にいっています。

デニムの最初(1回目)の洗濯について

タグを見て「最初に一度洗濯をしてください」と書いてあるものは、おそらく色落ちがしやすいタイプのデニムです。このタイプのものは履く前に一度軽く水で洗うようにしています。形はもちろんですが、色を気に入って買うことが多いので、あまり色落ちをさせたくありません。最初は洗剤は使わず、ノリを落とす程度に丁寧に手洗いして終わりです。

サイドシームという太ももから足首にかけての縦の縫い目のラインが、洗って太陽に当てて干すと糸と生地の伸び方縮み方が異なるせいか、デコボコするのが嫌です。なので、バスタオルに包んで逆さ吊りにして陰干しするようにして、乾燥機には絶対にかけない様にします。

インディゴの濃いデニムの場合は、なるべくその色を落としたくはないな~と思うのですが、(洗わずに履くのも誰かが試着したかもと思うと)何となく気持ちが悪いので、最初だけは水に塩を少しだけ入れてそのままジャブジャブと手洗いします。水に塩を入れると塩の浸透圧の関係でジーンズの色落ちがしにくくなり、色を定着させてくれると以前服屋さんの店員さんに教えてもらいました。なので、めんどくさいですが、最初は履く前に一度塩洗いします。


スポンサーリンク


この時に2時間ほどきちんとジーンズの全体と生地の中まで空気を抜いて、つけ置きしておかないと、空気の残った所が色ムラになってしまうので、ぎゅっと水の中に押し込んで、つけ置きすると良いです。

最初は、やっぱりかなり色落ちがしやすいですし、しかも、ムラになりやすいんです。なので、うっかり蛍光剤の入った普通の洗剤で洗濯機に入れてしまわない様に、他のものとは分けておいて細心の注意を払って私は洗濯しています。

これが一番最初のデニムの洗濯の仕方になります。少し面倒な部分もありますが、最初だけなので丁寧に洗ってあげてほしいです。

どの様な色落ちにするのが理想か

個人的な色落ちに対する考え方もご紹介します。共感いただける場合はご参考になさってください。

生デニムの様なかなり濃いめのインディゴの場合は、ほとんど色落ちなくそのままの状態を保って履きたいです。例えばブランドのAPCのデニムは色落ちさせたくないので、ほとんど洗いません。

ヴィンテージのリーバイスなど薄めのデニムの場合は、少し履き込んだムラの入った色落ち具合が好みなので、汚れが気になったときには年に数回洗濯をするようにしています。

ダメージジーンズの場合はあまり色ムラを気にせず、色が多少は薄くなった方がかっこいいので、1年に1回ではなくて、ダメージ部分の破れだけは広がり過ぎないように少し気にしながら、年に数回はちゃんと洗濯をするようにしています。

ものによって色落ちさせたいものと、そうでないものがあります。ただ、基本的にあまり色落ちはさせずに、買ったときのままを保って履きたい派です。

デニム洗濯で気を付けておきたい事

42度以上のお湯で洗ってしまうと、かなり色落ちが激しくなってしまうので危険!と言うことをアパレル店員さんから教えてもらいました。本当はぬるま湯の方が汚れは落ちるようですが、基本的にはぬるま湯も使わず水で洗うようにするのが一番です。特に一番最初の洗濯では気をつけましょう。

クリーニング店に出すことも理想の形が崩れたりして元の形に戻らなくなったり、かなり時間をかけて履きこまないと元に戻らないので、デニム専門の店舗などでない限りは出さないことがおすすめです。また、ロールアップして履いていたジーンズ等はうっかりそのまま洗ってしまうことがあるので、必ず伸ばしてから洗うようにしないとそこだけ色が落ちて筋が入ってしまいます。

ボタンも開けっ放しではなく閉じて洗うこと、ボタンが別の部分に引っかかったりこすれたりしてしまうと意外な部分が色落ちしてしまったりするので注意が必要です。

できれば洗濯機ではなく、手洗いで様子を見ながら、1日かけてゆっくり洗ってゆっくり裏表、上下を入れ替えて乾かすのが良いです。これが色落ちや縮みを気にせず洗える最善の方法です。

まとめ

デニムは一度色が落ちてしまうと元には戻りません。安いものでは無いですし一点ものだったりもしますので、丁寧に洗ってあげることが重要です。

急いでいる時などに洗ってしまうと水が全体にしみ込まず、デニムの空気が抜け切らずに意外な場所に色むらができてしまうことがあるので、デニムを洗濯するときには、時間のある日に1日かけてゆっくりやるのがおすすめです。

最後にもう一度、色落ちをさせたくないのであれば絶対にお湯では洗わないことが重要です。


スポンサーリンク